土曜日に昭和記念公園に行った。
イチョウの並木道がめあてだったのに、もう見ごろも終わりかけだった。
入園料が400円もするのにこれかよ、とちょっと思ってしまった。
だってだって~1、2本しかまともなのがなかったんだもん。
あとはクサイだけですぜ~。この臭いを嗅ぎに来たのかとがっくり。
まあでも天気が良くて気持ちよかったし、
日本庭園は相変わらずきれいで、モミジの紅葉も見れたし、
そしてなんといっても今月からOPENした盆栽園が見れたしね!
たかが盆栽と侮ってはいけない。
実は私もそれほど(いや全然)期待していなかったのだが、
一歩足を踏み入れて展示された作品を見るとすばらしいの一言に尽きる。
日本人でよかった~!と思わずにいられなかった。
素晴らしかった。
盆栽は小宇宙だと思った。
世界が完結されていた。
まるで森を縮小して切り取っているとしか思えない。
私は華道を知って、和の美しさに少しは慣れ親しんでいるかと思ったが、
はっきりいって盆栽の見事さはその上をいくかもしれない。
華は材料だ。それらを組み合わせて、世界をつくる。
しかし、盆栽は時を必要とする。
それは気の遠くなるような時間だろうと思う。
苔だって相当なものだ。苔を育てるのは難しいと聞いた。
一緒に行った友人と、人生観変わったよね~と言い合った。
また盆栽を観に、400円払ってもいいかなと思った。