風景を切り取ると、どうしてこうも美しく見えるんだろう。
手の届かない遠くにあるほうがよりいっそうせつなさを思わせるから?
美しい風景の中にいるときは、その素晴らしさに気づかないことがある。
自分がその景色の一部になっているからなのかもしれない。
幸せな時や恵まれているときと似ている。
それに気づけるかどうかが大事なことかもしれないなーと思う。
なかなか気づけないんだけど。
たとえば私は、健康に関することでそう思うことが多い。
病気や怪我をしてはじめて「健康」がどんなに幸せなことか認識する。
ほんと健康ってゼイタク。
特に今のご時世、医療費も高くておちおち病院にもかかれませんし。
そのうちアメリカみたいに、病気にかかったら自己破産、なんてことになったらどうしよう~!!!
などど余計な心配がチラと頭をかすめる。
そして病院ってトコロは思いっきり特殊な場所だと思う。
病院に入院していると、症状が改善され、退院や完治が近くなってくると、先生や看護師の自分に対する扱いがそっけなくなってくる。
それはもちろん喜ばしいことなのだけれど、なんとなく疎外感みたいものを感じるようになるのだ。
自分の価値が低くなった、みたいな。
決してそんなことないんだけど。
おうちがイチバン。