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地下鉄サリンから10年


もう10年も経ったのか。ちっともそんな気がしない。

ご遺族や関係者、当事者の方はきっと今も引きずっていると思う。

10年なんてあっという間だ。


「サリン」という言葉を聴くたび胸がイタム。

もしかしたら、私も被害に遭っていたかもしれない。


10年前。私はある期間だけ地下鉄神谷町駅を通っていた。

テレビ東京や東京タワーにも近い区域。ちょっと歩くと飯倉の交差点だ。

ある保険会社の資産運用に必要な債券分析システム構築の仕事をしていた。

半年から1年の間だろうか、直行直帰で客先の会社に通勤していた。

自宅にいる時間なんてほとんどなかった。

明け方になってタクシーで自宅へ戻り、シャワーを浴びて仮眠して着替えて出社。

25時になって上司が「10分後にミーティング始めるぞ~」と言った時点で全員揃っていた。

徹夜なんて当たり前で、休憩中に「ウゴウゴルーガ」を観て気分転換していた。

余談だが「みかん星人」の顔が大好きだった☆


納期が過ぎてドキュメントを届けたりの事務仕事も終わり、神谷町へ行くことがなくなった。

本社へ通勤する日々に戻ってからも最初のうちは電車を乗り間違えたりしていた。


神谷町へ最後に行った日から1週間もしないうちにあの事件が起きた。

仕事が一息ついたので久しぶりに休みをとった私はテレビに釘付けになった。

見慣れた地下鉄のホーム、階段、地上の出口。

ブラウン管に映るそれらはまるで現実味がなかった。

遠い遠いどこかの国の出来事のように思えた。

誰だって当事者や関係者にはかなわない。

どんなことでも、誰の上にでも起こりうることは多くある。

だからできるだけ、自分がもし当事者だったら、関係者だったらと自分に置き換えて考えるようにしたいと思っている。


結果的に被害に遭わなかった私が一方的に書いてしまい、不愉快な思いをした人もいると思う。

申し訳ありません。


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