う~ん昨日は19分しか観ていないにも関わらず、「anego」を『今期いちばんのドラマかも・・・』と思ったが、今日こうして観終わるとやっぱり面白い・・・。
なんというか、キャストが豪華にも関わらず、全体が一体感というかまとまりを感じる。
あれだけ主要をはれるメンバーがわんさといると、個性が強かったり演技の主張が目立ったりでアンバランスな感じがしてもおかしくないのだけれど。
みんなきっちり自分の役のキャラクターを把握して領分を守っているのだろうか。
(演技達者な人が多いのでそれもできるんだろうな~すごいなぁ)
お話的にも面白いと思う。皆さんの演技がまとまっているせいか落ち着いて観れる。
私はちょっとシステム関係かじっていたし、プログラムも組んだことがあるのでこのドラマの中で言われていることは「うんうんうん」と納得できる。
しかしツヨポン演じる島男、ちょいとばかり(いやかなり)天才すぎますけど^^;
新しいシステム(しかもオークションシステム!)をたちあげるのに二日なんて☆独りじゃ無理っしょ
・・・どれくらいの天才っぷりなんだ島男よ。
仕様や設計、コーディング、メモの1枚も取らずに頭の中で構築ですかい☆
・・・どれだけあんたのドメイン(記憶領域)はでかいんだ島男よ。
デスクに座り、端末を前に目を閉じてシステムを組もうとしている様子はまるで、
ぽく・ぽく・ぽく・ぽく・・・チーン!!
すきすきすきすき、好きっ好き~♪ い・っ・きゅ・う・さんっ♪て感じだった。
まーとにかく素直に楽しめるドラマ、ということで文句なく面白い。
キャストみんなイチャモンつけるとこないし。
心配だったヒロインの子も、素直さが出ているしなかなか好演なので眉間のシワは見なかったことにしよう。
個人的にお気に入りの役は和久井映見。うまいわ彼女。改めて思った。
余談だけどNHK朝ドラ「ファイト」に出ているのりピーの役を和久井さんに演じて欲しいと思った。
のりピー、かわいいんだけど(主人公のお母さん役ですが^^;)演技はちょっとなのよね。
朝ドラ、いますっごいつらい展開。ほんっと観ているとせつなくなってくる。
大人の世界では「ただしいこと」は通用せず、不幸になる。
仕事はキレイ事ではやっていけないけど、
妥協して自分をごまかしながら生きるか、自分の正義を貫いて困難を生きるかという選択がもしあったら?
家族のことや社員のことなどを考えると、正直言ってどれがいいのかわからない。
「工場を残したい。そのために家を売りたい。」と言ったダンナ(社長)に
「売るのは工場でしょ?」と言った妻(のりピー)の言葉はごもっとも。
家族がバラバラになっても、自分の信念は貫くと決めたダンナ(緒方直人)。
一家はまた一緒に暮らせる日がくるのだろうか。
今の朝ドラを観ていると「雪印」のことを思い出してしまう。
「雪印」の不正を指摘した倉庫会社があったけど、「ただしいこと」をしたはずの会社は倒産・・・。
大きな組織にたてつくと、いくら正しいことをしてもそうなの?と理不尽に思った。
私はそれからずっと雪印の製品は買っていないけれど、なぜ今現在でもそうしているんだろう・・。
そうすることで「何か」の自己満足をしているのかもしれない。