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顎関節症について~その3


だらだらと書いていますが、遠い記憶を掘り起こして推敲なしで載せています。

読みにくくて申し訳ありませんが私も整理のためにいいかなと思って不定期ですが書こうと思います。

◆◆◆◆◆その2の続き

手術と矯正を知らず、ただ目の前の痛みや身体の不調を取り除きたいという一心で私は顎関節症の手術を受けることにしました。

手術はもちろん、矯正は家族の協力なしにはできません。


矯正歯科の歯科助手さんや歯科衛生士さんたち(しかし彼女達ってどうしてあんなに若くてきれいな人たちばっかりなんだろう・・・)からは、

「頑張りましょうね」
「ご家族の協力が必要です」
「力をあわせて乗り越えてくださいね」
と過剰な励ましがありました。

幸い私は虫歯もなく、食事も自分で作れるので子供や男性が矯正をするのよりはしやすいと言われました。

矯正はしている者でないとその面倒さと苦しみがわからないのでつらいんだそうです。

(矯正装置による痛みは独特のものですし、食べ物も限られるので結構面倒です)


顎の手術をすると決まったら、まずは矯正。

正しい顎の位置にするためには、口の中も正しい位置に適応するように変えなければならないのです。

いろいろ検査をして、その人にとっていちばん顎が楽で噛みやすい位置を割り出し、それに合うように歯並びを整え、舌の動きも変える必要があるというのです。

歯並びは普段の生活の行動やクセ、寝ているときの姿勢やいびき・歯軋りといったものだけでなく、舌の動きとも密接な関係があります。

ものを噛んで飲み込むときに舌で歯を触ったり、押したりすることで、歯並びは変わってしまうのです。

それだけでなく、何も飲食していないで口をとじて鼻呼吸をしているだけの時の舌の位置にも正常な位置があるというのです。

・・・確かにものを食べる時に無意識に舌で歯に触っていることがあるし、普段何もしていないときでも舌の先が前歯の裏側に当たっていると思いました。

私は食いしん坊なのでえらく舌が肥えているのです。その時の私の歯列は

舌が正しい位置におさまらない限り、Vの字はどんどん先が尖っていき、歯は上下に噛み合おうとして自然に内側に倒れていくのです。

舌を正しい位置、正しい動きをする訓練は手術の後、正常な口腔内になったら始めるとのこと。

矯正ってお金も時間もかかるけど、訓練もしなければいけない大仕事なんだなあと思いました。

矯正中は虫歯になる人も多いらしく、虫歯の治療などが入ったら矯正の期間ものびるから頑張って歯磨きしてくださいと言われました。

装置が入って磨きにくいのと、矯正の痛みで歯ブラシが歯に触るのがイヤで歯磨きをしないという人が多いそうです。

でも矯正しながら二人のお子さんを出産した人もいるので、もし妊娠したら言ってくださいね(ニッコリ)とも言われました。

(後ほど矯正の痛みを経験した私は、矯正の痛みに加えて出産を2回も乗り越えるなんて女の人ってほんっとに痛みに強いんだなー☆と心から感心しました^^;)


そして歯磨きの時に歯磨き粉は絶対に使わないようにと言われました。これは矯正するしないに関わらずです。

歯のブラッシングは同時に歯ぐきのブラッシングであり、食べかすをブラシで落とす行為をきちんとすることが大事とのこと。

歯磨き粉をつけることによってそのからさにガマンできず全部できないうちに口をすすいで終わりにしてしまう恐れがあるからと、研磨剤入りの歯磨き粉によって歯のエナメル質が削られてしまうのを防ぐため。

口の中のねばねば感をすっきりさせたいのならうがいのための液体を薄めて使うか、ほんの少量の歯磨き粉をごくたまに(週1回くらい)つけて磨くくらいにしたほうがいいと言われました。

あとフロスは必ず使用。特に矯正の装置が入ったら毎回の使用を義務付けるように言われました。

うげ~。今まで生きてきてこんなにデンタルなことで苦労することになろうとは。

虫歯が一本もなく育ててくれた親に申し訳ないという気持ちになりました。


歯の矯正装置を入れる前に最初にかかった病院の口腔外科に行って親不知を4本抜くことになりました。

その先生はもともと他の大学病院の先生で、私が行った病院の口腔外科に月に何回か通いで来ていました。

紹介してもらった矯正歯科の病院にも月に何回か親不知だけ抜きに通っているそうです。
手術はこの先生に本来いる大学病院でしてもらうことになりました。

歯を抜くのなんて初めてな私は友人から散々嫌なことを吹き込まれ、びくびくしていました。

仕事を早退し、心残りがないようにお気に入りの店のおそばを食べてから臨みました。

歯科助手さんはおびえる私に「この先生は腕がいいので大丈夫ですよ」とそっとつぶやいてくれました。

しかし比べる基準がない私には一体どういうのが上手なのかわかりません。今夜は熱が出て明日はほっぺがパンパンに腫れるや~♪などどちょっとハイ状態。

「そんな心配しなくて大丈夫。一度に2本抜く人もいるくらいだから。きれいに生えているんだし心配ない」


くまのプーさんみたいな容貌の先生はそう言いながらチューブから薬をしぼり、私の歯ぐきに塗り塗りしました。

2~3分ほっとかれて「そろそろいいかな」とはぐきを触り、私に聞いて感覚がないことを確かめると細い注射を三回くらい口の中に射し込みました。
今はチューブの薬になった麻酔があるんですね。麻酔注射の前のプレ麻酔といった位置づけでしょうか。

おかげで麻酔注射の怖さがトラウマにならずに済みました。ふ~やれやれ。

親不知を抜きにかかる先生と若い歯科助手さん。痛みは全くありませんが、なかなか抜けずに何度も器具が滑っているのがわかりました。

でっかいペンチを助手さんに要求し、てこの原理を利用するかのように体重をかけてひねったと思った途端、メリメリという音がして歯は抜けました。5分くらいでしょうか。

へ?もう?

というのが第一印象です。「おっきかったね。根がしっかりついてる。これ、どーする?」

と聞かれ、「何をですか?」と私は答えました。

「歯。捨ててもいいけど持って帰る?」と言われたので、「持って帰ります」と答えました。

「わかった」といい、先生は私に背を向けて机に向かいカルテに何か書いています。

「あの・・・先生」「なに?どっか痛い?もうすぐ麻酔が抜けるから」「いえ、全然大丈夫なんでもう一本親不知抜いてもいいですか」「抜く?いいよ。じゃあ抜こう!」

ということになり、またチューブの薬をぬりぬりしてさっき抜いた歯の対の親不知を抜きました。上下2本を一日で抜きましたが全部で20分もかかりませんでした。

痛み止め(セデス)の薬をもらい、その夜だけ飲みましたが発熱もなく翌日もちっとも腫れずに仕事に行くことができました。

3日後に消毒だけしに行ったのかな。穴を縫うこともなく、きれいにふさがっていくのが不思議でした。

2週間後くらいにまたもう片方の2本を同時に抜きました。全然問題なしでよかったです。

親不知の4本は今も自分の手元にありますが、歯の根っこを見ているだけで動物的なものを感じてしまいます。

親不知を抜いたらしばらくは矯正歯科に通うことになります。

矯正装置を入れるまえに、上の歯の両脇にある何の罪もない歯を2本抜かなければならなくなり胸が痛みました。

矯正の際に親不知以外の歯を抜く・抜かないはそれぞれの矯正歯科や先生の方針によって異なります。

歯を抜かずに矯正をしている矯正歯科もあるので、自分はどうしたいのかを考えて病院選びをするといいと思います。


今日はこの辺で。

すみません。チェックなしでとりあえずUPします☆


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