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日本の歴史「誰と呑む?」~千利休と在原業平(絵有)


生まれて初めてPCで絵を描きました。えっらく難しかったです。 ^^;

ricoさんの日記で、興味深いお話がありまして、私なら誰だろう~?とずっと思案しているのですが・・・^^;

私が「飲んでみたい歴史上の人物」 私もお話に参戦したいのですが、絞りきれないとです。

日本の歴史上の人物ってたくさんいますけど、一緒にお酒を呑むとなると~と、リアルに考えてしまう自分が怖いです^^;


日本を動かしたり、影響を与えた人と呑むのもいいですけど、私は文人に。

とりあえず千利休と在原業平で。

千利休は戦国時代~安土桃山時代の人で、豊臣秀吉に仕えて、質素な侘び茶の作法を完成させた人。

戦乱に荒んだ精神の安定を求める為か、武士たちはすすんで茶の湯を体得し始め、茶の湯をたしなまない武将は武将でなくなるほど盛んになり、それをうまく利用して茶湯政道を敷いたのが織田信長でした。

利休ははじめは織田信長に茶の腕前を認められ、信長が本能寺で討たれたあとは、秀吉に認められて三千石を賜り、天下一の茶人になりました。

主人と客がお互いを尊敬しあい、おごらない気持ちで接するという「和敬清寂(わけいせいじゃく)」の考えをもっていた利休は、天下びとである織田信長や豊臣秀吉とも対等の立場を守ろうとしました。

何が原因かはわかっていませんが、利休が豊臣秀吉に切腹を命じられたのは皮肉なことだと思います。

    ※和敬静寂(茶道の根本精神を四字に要約したもの)
        和・・・主客が共に和しあって一座を建立すること
        敬・・・主客が相互の人格を認めあい、敬いあうこと
        清・・・心を清めることにより、自由な境涯に至ること
        寂・・・物に動じない、寂然不動の心境のこと

利休さんと呑んだら、しみじみとしそうだな~。お茶ならいいのかなぁ。

在原業平は古今和歌集・百人一首に歌が載っています。六歌仙・三十六歌仙の一人。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

この世に全く桜が無かったなら、春を過ごす心はのどかであったに違いない・・・など。

「伊勢物語」の主人公といわれています。 「むかし、おとこありけり。」の「おとこ」が業平。

平安時代の貴公子で、日本の歴史上においても名うてのプレイボーイ(←死語^^;)かも~☆

眉目秀麗な美男子で、自由気ままな色好みは、光源氏を地でいっています。

(っていうかこの方が亡くなって100年以上も後に源氏物語が書かれたのですが☆)

(当時の「色好み」は風流をわきまえた情熱的な人物を指し、良い意味だったらしい。)

光源氏のモデルになったとも言われる絶世の美男子!きっとモテモテだったことでしょう。

「伊勢物語」の恋愛遍歴は見事としかいいようがございません☆

業平はやんごとなき皇統の血筋でしたが、薬子の変によって平城天皇(じーちゃん)が剃髪出家し、阿保親王(パパ)も太宰権帥に左遷されたため、親王の子供たち(業平や兄弟)は、すべて在原の姓を賜って臣籍に下りました。

ママ(伊都内親王)は桓武天皇の娘で美人だったらしい。業平はママ似なのかも。

当時の圧倒的な勢力を握っていたのは藤原氏で、出世なんてのぞめません。

業平は出世が遅れ、従四位上蔵人頭で終わることになります。

藤原摂関体制から疎外された代償行為として、好色と和歌とに逃避し、風流の道にのめりこんだのかもしれません。

人並み以上の才能の歌は業平の容貌のごとく華麗ですが、せつない情感をたたえていると思います。

まーこの人と呑んだら、楽しい話がいろいろと聴けそうで盛り上がること間違いなし☆

伊勢物語にかかれたせつない恋バナもしてもらいつつ、月や花も見ながら風雅に呑みたいです~♪


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