花札の絵柄が好きです。もう札の絵を観ているだけでうっとり。
「花札って好きなんだよねー」とつぶやく私に、いっせいにひいた友人たち。
いやそりゃね、カルタとか百人一首も好きなんですよ?
でもね。花札の絵を観ると、季節感とか情緒とかビシバシ伝わってくるんです☆
日本の一月から十二月の景色をあらわしているし、花鳥風月があるし♪
好きな札って人によってあると思いますが、私はなんだろう・・・。
11月の札である柳(柳=雨)の下で傘を差しながらカエルをぼーっと見ている麻呂(平安時代の三蹟の1人、小野道風)の札も好きだし、
10月の札の紅葉と鹿の札も、百人一首で描かれているように、
「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」
(人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、雌鹿 が恋しいと鳴いている雄の鹿の声を聞くときこそ、いよいよ秋は 悲しいものだと感じられる)
という情緒あるものですが、実は私、
紅葉を見ようとぐるんと振り返る鹿の、意地悪そうな、クールな目が気になるんです~☆
そういう点で見ると、
7月の札の、萩と猪の札は、猪のセクシーで色っぽい目とか、
1月の鶴のムッとしたような顔とかも・・・^^;
いやあ・・・花札の絵ってほんとに奥深いものです♪
もちろん花見幕の絵札や月と笹(俗にいう「ボウズ」ですね)も好きです*^^*
あのよろし~
短冊に書かれている「あのよろし」ですが、 漢字の「可」をくずした字で、「か」と読みます。
ですから、「あかよろし」が正解だそうです。
あかよろしは「あきらかによい」と 言う意味があります☆