桜の通り抜け
大阪にある造幣局の有名な桜の名所。
毎年この季節になるとニュースになっている。
相方はこの知らせを聴くとそわそわして心が揺れるみたいだ。
(相方は関西人)
この限られた期間だけ通ることができる桜のトンネルのニュースを聴くと、
心ここに有らずといったようす。
身体はここにあるけど、気持ちは大阪に飛んでいるみたいだ。
今はまだ3分咲きで、見頃は今週末(15・16日)らしい。
抜け殻の横で私は思ふ。
今が盛りと咲き誇る濃いピンクの桜はきれいなんだろうな~。
ふだんは決して通れない道、というところがまたいいんだろうな。
私は一度もその時期にその現場に行き、桜を見たことはない。
桜の名所を挙げればキリがないけど、やっぱり生きているうちにできるだけ行ってみたい。
むかしむかし、生きていく上できれいなところにしか目が行かなかったとき、
”好きな相手と一緒に桜の花を見上げることって永い人生でそんなにないよね”
という話をしたことがあった。
”今が20歳だとして、毎年桜を見てもあと60回だよ?”
ってなことを。
”だから好きでもない人と観に行くなんて無駄なことしないでほんとに好きな相手と行きたいよね”
今考えるとドリーミ~ン~☆ハハハ(あーこっ恥ずかしい)
なんでこんなに桜には思い入れが強いんだろう。
外国の人はきっと不思議だろうな。
「この時期に日本に来ると、なぜか日本人みんなソワソワしてマース☆」とか思っていそう。
桜ってその薄く淡い儚げな色と花びらの散りゆく様が日本人の情緒に合っているんだろうな。
はっきりしたわかりやすいのが好きだという人には理解できないかもしれませんが。
この季節って進路などで環境が大きく変わったり、人との出会いや別れが多いから、
印象に残りやすく強いんだと思う。
その背景を彩るのがピンク色の桜の花びらであって。
桜とセットになるとより相乗効果があらわれる、みたいな(え?違う?)
(日本人好み、ってなんとなく好きな響き~♪ものすごく繊細そうな凛としたカンジがする*^^*)
ひとくちにピンクといってもいろんなピンクがあるし、桜といってもいろんな桜がありますね。
観る人や状況によって様々な印象を受けることができるのは、曖昧さがあってこそかもしれません。
この時期は「さくら」にまつわる歌が売れまくりますね。毎年毎年。
そんな私の着メロも「さくら」。
今は「ケツメイシ」の「さくら」と、「いきものがかり」のデビュー曲「SAKURA」。
CMでものすごく耳に残るな~と思っていたこの歌。きますね。
さくら ひとひら 舞い降りて落ちて
揺れる 想いのたけを 抱き寄せた
君が くれし 強き あの言葉は
今も 胸に残る さくら舞いゆく
歌詞に昔ふうな言葉づかいを使っているのですごく素敵。→「君がくれし」
みんなもっと歌詞に使って欲しい。きれいなんだから。
ケツメのは着信で、いきものがかりのは着メール。
一度ケツメのさくらをアラームにしたら、えらく勢いがよくて、目覚めが良すぎるどころが心臓がバクバクして心臓マヒを起こしそうになったのでやめた。
アラームを停めてもしばらくは心臓バクバクだった。やばかった。(私は不整脈のケがある)
私は人より脈がゆっくりというかものすごく遅くて、病院関係者にすごく驚かれる。
年をとったらペースメーカーが必要になるかもしれませんよなどと笑って言われるがそんなにこやかに脅かさないでおくれ。
今わたしの携帯アラームは「トゥーランドット」です♪
そして関西地方で毎年気になるニュースといえば、「大仏さまのすす払い」と「奈良の山焼き」です。
そのニュースを聴くと、「ああ、今年ももうそんな季節なのね・・・」と思います。