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梅雨の種類


日本の梅雨

日本では、ひと雨ごとに季節が変わる。

雨や湿気とうまくつきあっていくことが日本で生活する上ではとても大切なこと。

畳や障子や和紙、竹や木がふんだんに使われた家や道具など、とても理にかなったもののような気がする。
てぬぐいや浴衣や下駄もそうだ。

江戸時代が終わり、外国文化が入ってきて、伝統的な生活というものが失われ、日本の風土に適した生活様式はどこに。

海外から来た人はまず湿度にやられてしまうと思う。
暗く澱んだ大気に閉じ込められ、呼吸もままならなく感じているのではないか。
硬く冷たい建物の中でしおれていくように感じてしまうのではないだろうか。

長い雨が続く中で、ちょっと視点を変えてみると、新しい発見があると思う。

しっとりと濡れた岩肌とか、新芽が彩る濃い新緑の蒼とか、
葉をうつ雨の降る音や、雨粒が光りを受ける苔のじゅうたんやガラスのような蜘蛛の糸とか。
軒を通してみる雨の合間の夕暮れ時の空と、かすかに揺れる風はなんともいえない。

コンクリートとガラスの城の中で暮らしている人は、車の中から外を見る感じなんだろうか。
灰色の景色に落ちる透明な水が、自分の中に少しずつ溜まっていくような。
音のない世界。
とても孤独だけど、自分と向き合っているような気がして私は嫌いじゃない。

梅雨には名前がある。

これを想う時、モノクロだった時期が少しだけ色づいた気がするかもしれない。

まぁ女性にとっては湿度は美容の大きな味方なんだけど。
あんまり嫌いだわなんて思わないようにしないと。

菜種梅雨       ・・・3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花が咲く頃に降る
走り梅雨(卯の花梅雨)・・・5月下旬から、梅雨本番前ぶれの様に雨が降り続く状態。卯の花が咲く頃に降る
梅雨(ばいう、つゆ) ・・・5月から7月半ばにかけての時期(北海道や小笠原諸島除く)
秋雨(あきさめ)   ・・・9月中旬から10月上旬にかけて降る長雨のこと
山茶花梅雨      ・・・11月下旬から12月上旬にかけて、山茶花が咲く頃に降る

麻のれん
薄紫のあじさい。この色好きなのです
下駄。小さい頃玄関にありました。ムレ無し
桐の下駄とカゴバック。浴衣でもデニムとTシャツでも
紺+金魚。下駄と帯もセット
白+紺色水仙
竹炭。湿気にはマジでいいです


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