日本人
お米にはアミロースとアミロペクチンという2種類のでんぶんが含まれています。
品質のよい米はこのでんぷんがカチッと固まっているから透明度が高く、ごはんのおいしさを左右する粘りややわらかさもこの2種類のバランスで決まります。
日本人の味覚の理想はアミロースの含有量が17~19%の「コシヒカリ」や「ササニシキ」といわれています。
白米は、今から270年前に稲作が伝わってから日本の自然や風土、日本人の好みに合った風味を求めて長い時間をかけて品種改良を重ねたもので、味も栄養も素晴らしくバランスのよい米は芸術品であり、その頂点が「コシヒカリ」といわれています。
「あきたこまち」や「ひとめぼれ」など新しいブランド米はすべてこの血をひいています。
その一方、江戸時代以降はほとんど栽培されず顧みられることのなかった赤米や黒米などの古代米が、ここ数年で流通されるようになってきました。
健康に良いと見直されるアワ、ヒエ、キビなどの雑穀も合わせ、香ばしさや食感の面でも注目され、脚光を浴びています。
「五穀豊穣」という言葉があるように、古来から日本人にとってお米や雑穀は重要な意味をもつ食材だったといえるでしょう。
私は「コシヒカリ」にこの十六穀米を入れて食べています。最強に美味しいです♪