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箱根駅伝


箱根の山

私の新しい年は1月2日に始まって3日に終わる。
そう、箱根駅伝の間だけが私の1年である。
あとの360うん日はひたすら冬眠状態。
(だったのだがここ最近は違う。フィギュアと相撲が追加♪)

今年の箱根駅伝はいろいろありすぎて書ききれない。
お正月はきれいに晴れて青い空が眩しかった。
アクシデントを最小限に抑えることができるチームが最終的には勝ち残るといわれている箱根駅伝。
それが今年ほど身にしみるとは思わなんだ。

箱根駅伝は特別な大会である。
いくつもの要素が重なり合ってここまでの大会になってしまったのが箱根駅伝。
なぜこれほどまでにクローズアップされ、重要視されるのか。
たかが地方で行われるの大会のひとつでしかなく、関東の大学しか出場できない(記念大会では関西や地方の大学も参加している)という大会にも関わらず。

陸上選手にとって花形は、オリンピックや世界陸上だ。
しかしそれはは4年に一度しか開催されず、しかも代表選手は多くて3人くらいだろう。
それを考えると、箱根駅伝には毎年200人もの選手が出場できるのだ。

選手たちの出身高校や出身都道府県、選手にまつわるエピソードなども紹介されるし、大観衆に応援されながら走ることを夢見ることもあるだろう。

箱根駅伝を目指す気持ちがあっても仕方がないような気がする。

休みの真っ只中に行われるので、交通規制がしやすいために正月らしい風景が楽しめる変化に富んだ不可能とも思えるコースの使用が可能であること。
しかもそれが正月の雰囲気にぴったりで日本人が好きな富士山が風景にある変化に富んだコースであり、いろんな年代が集う家族が揃ってテレビや沿道で観戦しやすい。

往路・復路・総合など部門別に勝てる要素があり、二日間もかけて行われるダイナミックさ。
筋書きのないドラマチックな展開が臨めるガチンコ勝負であり若者たちが協力して頑張る姿が、新しいものや若くて未熟なもの、幼いものを愛でる感覚が強い日本人の感性に響く。

今後は箱根駅伝重視の不均衡をなくすため、琵琶湖駅伝の地位を上げる動きが高まるらしい。
(女子の駅伝は関西の大学の方がレベルが高いみたい)
個人的には、琵琶湖をぐるりと一周するだけでなく、琵琶湖から京都まで(比叡山も絡めて)のコースがいいと思うんだが。

記録や記憶に残るレースをして箱根駅伝から世界を舞台に戦う有名選手が出る一方で、短中距離や他の陸上競技に適正があったかもしれない選手が箱根を目指してしまったりもするし、箱根駅伝で燃え尽きてしまう場合もある。
この大会のおかげで潰された選手や、一生消えないかもしれない後悔を背負ってしまう選手もたくさんいるだろう。
自分を責めていかなければならないのは本当につらいことだと思う。
箱根を越えても人生の山はそれよりもずっと険しくて、平坦なコースは淡々と続き、その先にあるはずのゴールは設定されていない状態だ。
走り方は教えてもらってもそこまでどうやって辿り着けるか、ゴールがどんなカタチなのかは選手によって違うはず。

ほんと日本テレビはいいコンテンツを持っているなあと思う。
でも今年は全体的に放送のクオリティがいつもより低かった。
カメラの切り替えや、対応がぐだぐだで、観ていていらいらした。
今年は早稲田が強かったので、舞い上がってしまったのかしら。
解説の瀬古さんが(毎年そうだが)いつもより早稲田びいきがひどかった。
(全然関係ないけど、なんで早稲田だけ伴走車の色が早稲田カラーのえんじ色なのさ)
早稲田が強い年はマスコミ全体がうきうきするので、ここ数年(卓球の愛ちゃんやハンカチ王子など)の偏向報道でもうおなか一杯って感じなのにうざかった。
出身校を応援するのはいいけど、もっとましな放送してくれよと思ったが、箱根駅伝が終わるとすぐに高校サッカーの放送なのね。
今年はそっちに力を入れてしまったのかもしれないけど、個人的にはどっちかを手放してじっくり放送してほしい。
でないと「スポーツは○HKがいちばん観やすくて、へんな煽りもなくていい!」ということになってしまうんじゃなかろうか。
大会の運営方針(給水回数やポイントなど)も含めて来年の箱根駅伝がどう変わるかを見たいと思う。


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