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ふるさとが震源地・その2


 私の実家は新潟県の中越地方だ。母が独りで暮らしている。
 たびたび連絡がとぎれるが、ひっきりなしに余震が続いているとのこと。
 母は眠ることができず、寝不足でつらいという。
 家族で暮らしていると、交代で眠ることができるが母には無理だ。
 独り暮らし、しかも年がいってからはこういう時に辛い。

 実家のある市では、一部地域でガス漏れがあり、避難しているものの、実家には電気ガス水道のライフラインは供給されている。
  
 震源地である小千谷市、陸の孤島となった山古志村。
 NHKの朝ドラでの舞台となったところだ。
 遠い昔、学生時代に私は部活動で試合をしに行ったことがあるが、風光明媚で素晴らしいところだった。
 特に山古志は秘境といってもいい村で、バリによくある棚田がみられた。
 テレビで映し出される悲惨な様子と私の中にある景色が合致しない。

 死者の名前が判明するたび、心臓をぎゅっとつかまれた感じがする。
 ショック死する人もいるというが、無理もないと思った。
 人は予測できない事態に弱い。
 それが最悪のことであればあるほど事実を事実と受け止めるだけでなく、それを増大させる想像力というものがあると思う。
 
 新潟に行くルートは、道路も線路もダメだという。
 空から行くしかないみたいだが、そんなに数多く飛んでいない。
 新幹線が復旧するまでは飛行機しかないような気がする。

 雨が降ったらまた被害が拡がるかもしれない。
 ちょっと前に水害があったばかりなのに、新潟はまた疲弊してしまう。
 もういいかげんにしてくれと言いたいだろう。

 うちの近くからヘリが飛んだのはやっぱり新潟へ向かっていた。
 しかしそれは何度目かの余震があった後のことだ。
 税金を無駄なことに遣い、私腹を肥やす政治家がたくさんいるのなら、災害対策の機関なり予算なりをとって人手を確保しろ。法を整備しろ。
 阪神・淡路大震災もあった。台風の災害もあった。
 日本人の約7割が死ぬまでに水害に遭遇するというではないか。
 お金も人も有効に遣って欲しい。とてもシンプルなことではないのか。


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