日本テレビの昼ドラで「ピュア・ラブ」という名作があった。
猪野学(サンヒョクの声の人)さん扮する陽春という名のお坊様と、
小田茜さん扮する木里子という小学校教師との純愛。
このドラマはキャストがみんな魅力的だった。
特に明石焼き屋「かたつむり」のご主人である忍さんがよかった。
彼は義理人情に厚く、世話好きで、性格の真っ直ぐな役どころだ。
なぜかオネエ言葉を話すが、それがまたいい。^^
こんな人がお友達にいたらなぁと何度思ったことか。
登場人物の美しい日本語のセリフが印象に残っている。
そして季節感を取り入れた清々しい日本の生活。
日本もまだまだ捨てたものじゃないな、と思った。
あんなに気持ちよく毎日を送れたらどんなにいいだろう。
そのドラマは不思議と悪意を持つ人、というものが存在しない。
いたとしても、何らかの原因や事情があるので、その心情が理解できた。
結局はみんな善人なのだ。
善い行いや善い心は伝染する、そんなふうに感じた。
まあもちろん、悪い行いや心の方が伝わりやすく、染まりやすいと思う。
それは変えられない事実だ。
でも、心ばえのステキな人間がひとりいると、周りも変わることがある。
素晴らしい人とは関係を持っていたいもんね。
自分も素晴らしい人間になった気がするし、一緒にいると気持ちがいい。
そんな人が周りにたくさんできるといい。お友達になりたい。
そうすれば、年を取っても、身体が老いても楽しい気がする。