とろとろと、煮え切らない日が続く。
活字を読むのと書くこと。
絵を観るのと描くこと。
このふたつはいつまでも飽きることがなく好きなこと。
でも私は人外の言語を操って仕事をし、日々の糧としてきた。
大きくかけ離れたことをしてしまったものだと今でも思う。
人生の折り返し地点にいる私は、ちょっと考えてみる。
でも自分の姿なんて、どうやっても見えないものだ。
若い頃にあった才能なんてとっくに枯渇してしまった。
何かをあきらめるたびに、時の過ぎる速さだけが増していき、
夢や希望の燃えカスだけが、老いた身体のなかにくすぶっている。
それは静かに降り積もり、いつか私の全身を覆ってしまうだろう。
おお、こわ。
私は年だけど、まだあきらめたくないよー。