雅姫さんの本で私の好きな「暮らし」のかたちを買って読んだとき、
昔読んだ童話に出てくるような森の中で暮らしているような印象を受けた。
家の中の様子や使っている道具は日本であって現代の日本ではない雰囲気のよう。
自分のできる範囲で、自分の手に入る範囲のものを集め、自分の世界をつくる。
すごくかわいらしい生活だと思った。少女の頃ならあこがれてもおかしくないような暮らし。
・・・でも現実的に考えると「だんなさんはこれで満足しているのだろうか」と思った。
うちの相方は私の好みとはことごとく逆の感性のことが多い。
部屋の模様替えやキッチングッズひとつでも、厳しくチェックが入るのだ。
だからだんなさんの意見はどうなんだろうとちょっと考えたりもした。
この雅姫さん、自由が丘にお店を持ち、自分テイストの洋服や雑貨をデザインしている。
家の中だけでなく、のびのびと自分の好みの商品を作り、本を出している。
本人もとても雰囲気のある美しくて可愛い人なのでいまやナチュラルな生活のカリスマ的存在だ。
声もすごくカワイイのでもっとテレビに出て欲しいと思ったりした。
もう1冊、昨年にこの本を買った。
だいぶ洗練されたような部屋になっていた。イギリスとフランスの田舎町にある洋館の雰囲気?
イギリスとフランスをミックスさせ、そこにおしょうゆをたらりと隠し味にした感じとでもいおうか。
ちょっとずつ「いいな」と思ったポイントのいいとこ取りで、うまいな~と思った。
他にもたくさん本が出ているが私の持っているのは2冊。
自分の家や生活のテイストに取り入れることが難しいので観て愉しんでいるだけだ。
最近(ここ2~3年)インテリアや雑貨、暮らし本が多いような気がする。
韓流ほどではないが、書店によっては暮らしのコーナーができていたりするし。
よその家や暮らしぶりって興味はあるけど、今までは窺い知ることができなかったから興味深い。
住人が何に重きをおいて暮らしているか、紹介している本もあるので読んでいて感心したりする。
ずっと大ざっぱに暮らして来たから、自分の暮らしを振り返るきっかけにもなる。
実践できるかどうかは別として、単純に面白い。
家族の数だけ暮らしぶりは違って当然だし、同じにする必要はないけれど、
生活を愉しむという点で、共感できる暮らしを見つける楽しみは大いにあると思った。
お気に入りに囲まれ自分好みのお城作りをすることは、結局は毎日の生活も楽しく送ることができる。
何から何まで全部は無理でも、部屋の一角や本棚の一列は自分の好きな物だけで並べてみたい。
私はとりあえずダンボール1箱にお気に入りの本を詰めていて、ストレスが溜まったら開けている^^