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地震のとき


ちょうど私はお昼ご飯を食べるために友人たちとお店(ふっるい雑居ビルの3階)に居て、

「あ~どーしよっかな~」「ランチAかな」「う~ん単品も捨てがたい」「デザートはやっぱいるよね」

などと、空腹を満たす為の幸せな選択を終えたところでした。

おわっなんか揺れてるよ

と思ったのもつかの間、すぐに大きい横揺れが。しかもけっこうな時間続くじゃないですか。

「おお~すっごい揺れてない?」「大きいね」「しかも長いよ」「ねえこの間の(東京で震度5)と今とどっちが大きいかな」

などと冷静に会話しながらも、揺れはますます大きくなり、横揺れから円を描くような揺れに変わりました。

「まだ揺れてるよ」「ねえちょっとちょっと~すごいよ外」

目の前の窓の外を観ると、窓のすぐ前にある電線が大きく波うっていました。

向かいにあるビルのベランダにある木々や観葉植物が不自然なくらい揺れている様子が目に映ります。

「ねえちょっとどっか逃げたほうがいいかな」「え~・・・」

私はバッグと一緒に横においておいた帽子をひとまずかぶり、店内をぐるりと見渡します。

店内にいるお客さんや店員さんたちは、揺れがおさまるまでそれぞれの場にぼ~っとしていました。

ああ、私はこのままこのふっるいビルの瓦礫の中で、杏仁豆腐にまみれて見つかるんだワ

などと冷静に考えていました。

とっとと逃げなければいけないのですが、なんでしょうこの危機感のなさは。

揺れながらも厨房では料理人たちがお客さんのランチをせっせと作り続けていました。

おさまったからいいものの、事件だって初動捜査が大事なはず。

なのに全くといってもいいほど何もできませんでした。ただ座っているだけ。

「どこが震源かな」「どこかすごい揺れてるよね大丈夫かな」

地震が止んで家の者に連絡をとってみると東京は震度3だと言われ、びっくり。

あの揺れあの長さで震度3ですと?納得いかない腑に落ちない。

震度4だと教えられた新潟の実家に連絡をすると電話がつながりません。

地震で電話が混んでいるのだと友人に言われ、しばらく時間が経ってからかけることに。

さっきまでふっていなかった空に、急に暗雲がたちこめ雷が鳴って大粒の雨がざんざんと降り注ぎ始めました。

豪雨が窓をたたきつける様子を見つめながら

「もう日本はどこへ行っても地震から逃れられないね」

と話し合いながら運ばれてきた料理を食べました。

友人に言われてもう一度新潟へ電話をするとすぐにつながりました。

「すっごく長く揺れて怖かった。うちは大丈夫」と母。

そして続けて言いました。

「なんだかんだあるけど、こういうときはやっぱり〇〇〇だね。すぐにチャンネルを合わせたけど詳しい情報をずっと放送してくれているし」

私はそうだねと相づちをうちながらも、気になっていることがあった。

「ママン、貴方は受信料を払っているのかい?」

しかし聞けなかった

たぶん、いえきっと払っていると思う。

母は正義感の強い人なので、もし払っていなければそのチャンネルに合わせることはしない人間だ。

私?私はもちろん払っていますとも!(←マジで)毎日朝ドラ観ているんですもの。

それに私の住んでいる建物は無条件に支払わなければならない賃貸物件なのれす。

地震の被害に遭われた方、影響を受けた方に心よりお見舞い申し上げます。


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