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誤差の範囲って


風神雷神

今日の雷雨はすごかった。

降ったりやんだり忙しかった。

いきなり大きなボツボツという音がしたと思ったら菜ばしみたいな雨が降ってきた。

あわてて洗濯物を部屋の中に放り込んだ。

途端に降り止みやがった。

また干すのもしゃくなのでそのままにしておいた。

曇りのフリをしていたのか、空にピカッと筋が入った。

くるか!?と思ったけど、けっこうな間があいてからゴロゴロと唸り声をあげた。

光ってからすぐに音がしないってことは、ヤツは遠いんですよね?

なのでそのままほっといた。

私は雷神より風神が怖い。なのでどんなに怒鳴られようと平気なのだ。

しばらくしてからしぶしぶ洗濯物に手をつけた。

生乾きのものだけ部屋干しにしてあとはたたんだ。

たたみながらテレビで競馬中継を観た。

テレビのあちら側ではぶっとい雨が降り、雷神が唸っている。

うちの方ではもう静まっている。

お隣さんでもけっこうなタイムラグがある。

まるで山のお天気のよう。


私の住む市で最も高い場所は標高15メートルの山である。

15メートルが一番高い場所ってすごくないですか?

ちゃんと山の名前があるのもすごいし。

しかもそれって玉川上水を掘ったときの土を盛った場所。

自然の地形の成せるわざでなく、人の手による山・・・。どんだけ荒業なのやら。

しかし断層が走っているところには段差や傾斜がついている。

山はなくてもいいけど、めったにお目にかかれない断層なんてもんがあってもなぁ・・・。

地震がきたらやばいです。その断層、うちのすぐ近くなんです。

「目の前」くらいの勢いです。

ミサイルの範疇なんて軽くクリアしています。

「誤差の範疇」くらい近いんです。

・・・・・こんな誤差、やだなぁ。

洗濯物が濡れるくらいで済むお天気の誤差でも嫌なのに。

お天気の誤差ってどれくらいまでOKなのかな。

隣町でも劇的に違うのがお天気なので、誤差の範囲って・・・。

どんだけ~☆





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