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季節について


「季節は何が好き?」
平凡な質問だ。
日本には四季がある。
なので、日本人の心は繊細にできているらしい。
1年12ヶ月を単純に4で割っても季節に沿わない。


私が思うに、秋が9・10・11月で、
      冬は12・1・2月、
      春が3・4・5月で、
      梅雨が6・7月。
   そして夏は8月だけなんじゃないかと思っている。

夏は強烈な思い出がインプットされているから。
学生時代の夏休みという制度の功績(この場合の言い方はね)は大きい。

夏休みが終ったら、もう夏は終った・・・くらいのいきおいだったもんね。ハハハ。

夏は凝縮されているんですよね。昔の私にとっては。

むか~しはあまりにも夏の印象が強かったために

「好きな季節は夏、特に初夏と晩夏です☆」

なんて生意気なことをほざいていたけど、そのワビサビがわかるようになったのは、
ずっと大人になって、ふるさとを離れ、学生時代を終えてからだった気がする。

仕事が忙しかった時期は1年365日、ずっと口調の効いた建物に缶詰で、季節も曜日も関係ない生活だったし。
そうやって季節感や暑さ寒さも感じない生活を長く続けていると、やっぱり身体と心に影響がくるんですね。
思いっきりぶっ壊れました。


大人になって好きな季節は春に変わりましたが、その変化にいちばん驚いているのが自分です。

何があっても春だけは好きになるはずないだろうと思っていましたから。

不思議です。日本に住んでいる限り、その微妙な季節の変化を感じ、そこに感情を添わせることができるようになるのかも。

まあでも他からみれば、

「なぜ桜が咲いただけであんなに嬉しく大騒ぎできるんだろう日本人・・・」

みたいな感じですかね?

そんなときには

「古来から桜は人の心を惑わせるんだよ♪」とでも言ってあげようかな。

「路傍に咲く一輪の名も無き花に心を留められるのがニホンジン~」

って言ったらウソになりそうなのでやめておこう・・・。


春はあけぼの、冬はつとめて。
難解な呪文のような、それでいてやさしい合言葉のような不思議な言の葉たち。
1月から3月といえば、寒い時期ではないだろうか。(旧暦でちょっとずれるけど)
それを春・・・。

昔のヒトたちは優雅で粋で強がりだ。


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